にっきー
にっきーは週休0の会社に務めていたとき、早く辞めたいという気持ちと辞めて大丈夫かなという不安の間で何ヶ月も揺れていました。新卒で入った会社がブラック企業だったとき、だいたいの人がこの悩みに直面することでしょう。
・・・だって、「来月から給料0」だと生きていけませんから!
勤務地に実家から通っている人はまだ、心の余裕があるかもしれません。
にっきー
にっきーは“上京”してきた人間なので、賃貸に住んでおり、収入0=実家に出戻りが確実でした。ど田舎出身なので、出戻りなんかした日には、すぐさま近所のうわさになるのが目に見えてます。
この状況、言うならば「都落ち(みやこおち)」です。
上京して有名大学に通っていたという(無駄な)プライドもあり、都落ちは絶対イヤだ!!と思っていました。(地元のみなさん、スミマセン。)
だから、勤務先がブラック企業だと分かりきっていても、辞める選択を取るのがものすごく怖かったです。
そんなにっきーが「辞める」を選択するには、客観性が必要でした。仕事を辞めるべきなのか続けるべきなのか、判断基準が欲しかったのです。
にっきー
辞職者のアドバイスも見てみたい人は、こちらの記事をどうぞ。
辛い職場は辞める?続ける?判断基準に悩む人へ90人の経験談!【10代・20代編】
仕事を辞めたい=〇〇が辛い!
仕事を辞めたいときは、絶対これが深層にあります。
「仕事の中で〇〇が辛い」
さて、「仕事が辛い」はいろんな形があるわけですが、みなさんは自身の仕事の中で、どこが好きで(許せて)どこが嫌いかが、それぞれいくつずつあるかを言えますか?
あれもこれも、と挙げることはできても、いくつずつあるかは把握していないという人が多いのではないでしょうか。
「なんとなくはわかっている。でも整理はできていない。」そんな人のために、現在の自分と仕事の付き合い方を知るための方法を、ご紹介します。
「仕事が辛い」原因を分析する
今現在、漠然と「仕事が辛い」と感じている人がこの記事にたどり着いて、ここまで読み進めてくれているのかなと思います。
ただ、「仕事が辛い」にも種類があります。
- 自分が悪い
- 会社(働き方)が合っていない
- 人間関係がうまくいっていない
仕事のメリット(いいところ、気に入っているところ)とデメリット(嫌なところ、なんとかしたいところ)を挙げることで、自分と仕事の今の関係が見えてきます。
では、さっそくですが挙げてみてください!
どうですか?
ひとつずつくらいは浮かびましたか?
はい!では続きにいきます。
メリットがポンポン浮かぶ人もいれば、デメリットが浮かぶ人もいることでしょう。
メリットが浮かぶからこそ良好な関係とは限らないのが、ポイントです。例えば、仕事でうまくいかないことが多く、自信をなくしているときは、会社に対して必要以上にへりくだった姿勢になってしまうこともあります。そういう心理状態のときは、ついメリットを多く挙げがちです。
「こんな自分を雇ってくれている」「ミスしてもなんだかんだで許してもらえる」みたいなことをメリットで挙げた人は、まさに“過剰なへりくだり状態”です。
逆に、会社でとても活躍できているときは「自分の活躍に対して給与が低い」というように、デメリットに目が行くこともあるでしょう。
メリット・デメリットを挙げてみることは、会社と自分の精神面での力関係を知ることにつながるのです。
原因を自分で解決できるか考える
メリットとデメリットを挙げた次は、もう一段階、考察をしましょう。
「原因は何か」という考察です。特にデメリットに対して考えてください。
例えば、会社の始業時間が早くて辛いとして、その原因を考えるとしましょう。早起きがつらいだけなら、寝るのを早くするとか、「現在の自分で解決できる」ことがあります。しかし、始業時間が8時で帰宅時間が深夜2時だったとすると、原因はもはや「早起きが辛い」というより「勤務時間が長過ぎる」です。早く寝ようにも寝られる時間に帰れないですから。
にっきー
実際のノートをお見せしてしまいますね!(このノートでは、「プラス・マイナス」という書き方をしています。)
こうして見てみることで、にっきーの苦しんでいることは本質が自分で解決できないことだと分かったのです。友人と会うのにも会社に報告が必要って、意味わかんないですね(笑)。
当時はそれでも「このマイナス面は自分が歪めて見ているだけではないか」と思い、ポジティブな言い換えまでしてみていました。(青文字がそれです) 例えば「土日休みなし=仕事に熱中できる」みたいな感じです。
にっきー
こうして、メリットとデメリットを比較し、デメリットは本質的な解決が難しいことばかり=数年たっても解決されない可能性が極めて高いということから、にっきーは「辞めたほうがいい」と判断しました。
…辞めて3年経って見直すと、メリットはほぼ知名度しかないなと、笑えてきます。
この本質を見直す作業を共にやってほしいのが、未来設計です。
5年後の自分の様子を予想する
この方法も、にっきーが実際にブラック企業に勤めていたときに、やった方法です。
にっきー
5年後の未来設計をすることで「本当に叶えたいこと」が見えてきます。
こちらがにっきーの当時のノートです。結構恥ずかしいのですが、お見せしてしまいます。
やたら恋愛面に寄っているのは、友人からの「結婚観を書きなさい」という指示に従ったためです。にっきーがSNSを見るたび、「結婚しました」とか「こどもか〇〇しました」とかを見て「幸せアピールうぜー!」と言っていたのを知っていた友人は、にっきーが本当はそれをうらやんでいると分かっていたのでしょう…(笑)。
仕事を辞めてからはこの予定通りには進まなかったものの、転職のことは杞憂だったと思うくらいあっさり決まり、初年度から前の仕事の年収を楽に越しました。自分のペースで進められる職場になり、土日休みも確保しましたし、辞めて半年しないうちに彼氏もできました(笑)。
にっきー
その言葉に背中を押されて仕事を辞められました。
まとめ
強制力がないと、人はやらないものです。私の場合は友達が「記入しなきゃ友達辞めるぞ」と言ってきたので、しぶしぶ書いた感じでした。このように半ば無理やりではありましたが、仕事の本質を見つめることで自分の本当の希望が見えました。
友人が言っていたように、「いざとなったら数ヶ月くらいは親を頼らせてもらおう」というのも、逃げ出すためには必要な考え方でした。
お財布に厳しい親なのだとしたら、「貯金を使うと・・・1ヶ月〇〇万円なら〇〇ヶ月は暮らせるから、その間に次の仕事決まればokだな」くらいに構えるのもありだと思います。(もちろん、就活期間を延長するなら、アルバイトすればなんとかなります。笑)
にっきー
この記事を今読んでいるあなたには、せっかくなので、にっきーと同じ作業を行えるワークシートを無料プレゼントします!
「本質を捉えられていられるか不安…」という場合は、LINEなどで気軽ににっきーに話しかけて相談してくださいね!
辞職者のアドバイスも見てみたい人は、こちらの記事をどうぞ。
辛い職場は辞める?続ける?判断基準に悩む人へ90人の経験談!【10代・20代編】