にっきー
周りに妊婦さんがいたり、自分自身が妊娠中になると、今までと違う視点で食べ物・飲み物を見るようになりますよね!
いろんな食べ物のカフェイン含有量や食べてはいけないものなど、これまで意識していなかったものを意識するようになった、という人が多いのではないかと思います。
アドさん
にっきー
妊婦さんと食事に行ったり妊娠中にカフェに行ったりすると、やっぱりソフトドリンクのラインナップに目が行きますし、カフェだと「カフェインレスコーヒーはあるのかな」というのも気になりますよね。
ただにっきーの場合、ここでもう一歩、気になることが出てきました。それは、「カフェインレスコーヒーはOKっぽい感じがあるけど、ハーブティーとかは全部大丈夫なのかな?」ということです。
そこで今回は、妊娠中の人や、周りに妊婦さんがいる人に向けて、ノンカフェイン(カフェインレス)の飲み物はOKというイメージがあるけれど、他にも気を付ける飲み物があるかどうかを調べてまとめました!
- カフェインNGは有名だけど隠れカフェインもある
- ノンカフェインのハーブティーは効能に気づきにくい
- ハーブティーの中には子宮収縮作用などもある
- 心配ならハーブティー専門店で「妊娠中」と伝えて相談する!
- 少量のカフェインならOKと言われることもある
にっきー
妊娠中のカフェイン以外のNG飲み物
妊娠中の有名な「NG飲み物」といえば、だいたいこの3つですよね!
- アルコール飲料
- カフェインを含む飲み物
- 糖分の多い飲み物
アドさん
にっきー
調べていくと、この3種類の他にも「意識から抜けがち」だったり、「妊娠中の本人以外は意外と知らない」“隠れNG”な飲み物たちがあります。
- 隠れNG① 栄養ドリンク
- 隠れNG② ハーブティー
意外なNG飲み物に注意!
当たり前?隠れカフェインドリンク
まずは「隠れカフェイン」の飲み物たちを挙げていきます!コーヒー、紅茶、緑茶は有名ですが、エナジードリンクや栄養ドリンクもカフェインを含んでいるものが意外と多くありますよね。
にっきー
コーヒーを比較基準にして、有名どころのエナジードリンクと栄養ドリンクのカフェイン含有量を並べてみました。
- コーヒー 60mg
- モンスターエナジー 40mg
- レッドブル 30mg
- ユンケル 50mg
- アリナミンV 50mg
- チョコラBBフレッシュII 50mg
- リポビタンD、リポビタンファイン 50mg
- チオビタ・ドリンク 50mg
- キューピーコーワαドリンク 50mg
全てではありませんが、ざっと見るだけでもコンビニで売っているような栄養ドリンクはカフェインが入っているものが多いというのが分かりますね。
アドさん
糖質コントロール時にお馴染みの「リポビタンファイン」を買おうとしたけど、意外とカフェインが50mg含まれていて諦めた、という女性もいるのではと思います。
にっきー
カフェインレス(ノンカフェイン)の栄養ドリンク一例
- アリナミンR、アリナミンR-off
- チョコラBBFeチャージ
鉄分はカフェインと仲が悪いからでしょうね - リポビタンフィール
夜用=カフェインレスなのかなと思います
疲れが取れないときは休んでほしいですが、そうもいかない場面ではカフェインレスの栄養ドリンクが活躍しそうですね!
アドさん
にっきー
意外な隠れNG飲み物
カフェインに気を付けることよりも難しいのが、「カフェインは入っていないけれど、それぞれの本来持っている効能があるもの」です。それの代表格が、ハーブです。
ハーブは料理にも使われますし、食品意外にもアロマや入浴剤としても用いられるので身近ですよね!
なんとなく「リラックスできる」「体に良さそう」という漠然としたイメージを持っている人も多いと思います。
しかし実は、漢方薬の中の「生薬」のように、医薬品成分として規制されているものや、体調・状態によっては毒性のある成分を含むことがあります。
アドさん
ハーブティーは種類も豊富なので挙げきれませんが、有名どころを紹介していきます!
意外!妊娠中に控えたい飲み物
ハーブティーのような「意外なNG飲み物」は、出産後のママさんの中には「え、普通に飲んでたよ?」という方もいらっしゃると思いますが、やっぱり個人差もあると思います。
今回は、にっきーが調べていて、個人的に積極的な摂取はちょっと怖いなぁと思ったものを挙げていきます。
にっきー
カフェインゼロの飲み物やハーブティーに注意
カフェインゼロならOK!と思ってカフェでも飲み物を選んでいたのですが、それぞれの飲み物がもっているその他の効能をみると「ちょっと積極的に飲みたくないかも」と思ったものがいくつかありました。
思えばノンカフェインの飲み物リストを見て油断していたので、成分表示にはなかなか出てこないそれぞれの飲み物が本来持っている効果や、他の成分も見落とせないんだなと気付きました。
ルイボスティーはポリフェノールが多い
ノンカフェインの有名どころのルイボスティーですが、実はポリフェノールが多く含まれているものもある、と言われています。
ルイボスティーはポリフェノールが多く含まれているため、妊娠中は飲みすぎに注意しましょう。
ポリフェノールはブルーベリー、プルーンなどが含んでいるアントシアニンや、緑茶のカテキンなどが有名ですね。今回あげたルイボス茶(ルイボスティー)のほかにも、チョコレートや赤ワインなども含有量が多いです。
アドさん
にっきー
カモミールは子宮収縮作用?
カモミールも、おしゃれカフェではよくメニューに載っていますよね!お花の香りでホッとできるので、にっきーも大好きです。
しかし、管理栄養さん監修の記事で、このような記述がありました。
カモミール100%のものならノンカフェインのため、妊婦でも飲めると思われがちです。しかし、カモミールには堕胎促進や子宮収縮などの作用があります。そのため、妊娠中の方はカモミールの摂取を控えるようにしましょう。
カモミールにカフェインは含まれていないことは割と知られています。妊娠中でなくても、周りがコーヒーや紅茶を頼むときに、「ちょっとカフェインを控えたいな」と思っている場合、カモミールがあると嬉しいですよね。
アドさん
にっきー
妊娠中じゃないという人も、気になる場合は定員さんに聞いてみましょう!
子宮収縮作用があると言われるハーブティー
カモミールの他にも、同じ作用があると言われているハーブティーがいくつかありました。これが全てではないと思いますが、意外といろいろあって驚きました!
- レモングラス
- ローズマリー
- シナモン
- リコリス
- マテ
- ジャスミン
- ハトムギ
シナモンも入っているのばびっくりでした。大量に摂取しなければいいとは思いますが、シナモン入りのパンやクッキーが大好きな人は、少し意識してもいいかもしれませんね。
にっきー
イギリスでは「妊娠中は必要な場合を除いて、高用量のハーブ製品をできるだけ使用しないように」「ハーブ製品を使用したい場合は、必ず医療関係者(助産師、医師、薬剤師)に相談するように」などの注意が国から出されています
引用:マイナビ子育て
アドさん
出産のために使われたことも?
ハーブの子宮収縮作用を聞くとギョッとしてしまうかもしれませんが、タイミングによってはこの効果が妊婦さんの強い味方になってくれます!
子宮収縮作用が味方になるのは、出産のときです!
ラズベリーリーフは子宮収縮作用の期待ができることから、伝統的に出産間近の陣痛促進目的で飲料として用いられています。
にっきー
アドさん
体質に合わないものも注意!
一般的なNG飲み物の他に気をつけたいのが、「自分の体質に合わないもの」です。
こればかりは、体の反応に耳を傾けるしかないのですが…人によっては麦茶で気分が悪くなる人もいます。
にっきー
人によって体質に合わない・つわり症状で飲むのが辛いものもあると思いますので、体の声に耳を傾けて、合わないなと思うものは次から選ばないようにしましょう。
妊娠中に飲んでいい飲み物
妊娠中にちょっと避けたい、という飲み物は十分お分かりいただけたと思いますので、ここからは逆に、「これならOKのようだ!」というものを紹介していきます。
飲んでいいと言われる飲み物の例まとめ
まずは有名どころを挙げておきましょう。
- 水(ミネラルウォーター)
- 麦茶
- カフェインレスコーヒー
- レモンを加えた水(レモン水)
- 無糖の炭酸水
にっきー
麦茶も結構ミネラル分が多くて嬉しい飲み物です。
アドさん
レモンを加えた水は、砂糖を加えていないレモネード、みたいな感覚で炭酸と粒感を楽しむのもおすすめです!
飲んでいいとされているハーブティー
ハーブティーも全てがダメなわけではなく、成分によっては妊娠中にぴったりのものもあります。
にっきーが調べた中で出てきたものをいくつかご紹介します。
ダンデライオンルートティー
ダンデライオン=たんぽぽ、ですね!このお茶は、セイヨウタンポポを原料としているそうです。
むくみの予防と改善、食欲の増進、母乳の分泌促進などの嬉しい作用があるといわれています。
ただ、「確実に効果がある」という医学的根拠はまだないらしいので、効果に期待というよりは「飲めるもの」くらいの感覚でいた方がいいかなと思います。
ジンジャーティー
生姜は体を温めてくれるものとして定番ですよね!
体を温めてくれる効果の他に、吐き気を和らげるのに役立つともいわれています。つわりがつらい妊娠初期の妊婦さんにとっては、嬉しい飲み物ですね。
にっきー
飲んでいいとされるカフェイン量
カフェインはNG!というイメージが強いですが、許容範囲内であれば多少はカフェイン入りの飲み物を楽しむこともできます。
にっきー
担当医にも確認していただきたいですが、もし「聞き忘れた!」という場合は、英国食品基準庁の「妊娠中はカフェインの摂取量を一日あたり200mgまでに制限する」という数字を基準にするといいかと思います。
カフェイン含有量を色々と載せてくれているサイトもあるので、参考にしていくとよいです!
- エスプレッソコーヒー 212mg
- 玉露160mg
- コーヒー 60mg
- 紅茶(マサラチャイ) 30mg
- ウーロン茶20mg
- 煎茶20mg
- ほうじ茶20mg
- 玄米茶10mg
- 番茶10mg
- ハーブティー 0mg
カフェイン少なめの飲み物
少量ならカフェインOKだとわかると、「カフェインが少ない飲み物はどれだ!?」って思いませんか?
少しならok、ということなら、紅茶も楽しみたいですよね。そんな人に向けて、カフェイン少なめの飲み物を3つご紹介します。
- ローズヒップ
- ココア
- ほうじ茶
ローズヒップ
ローズヒップは甘酸っぱい味が特徴的で、すっきりと楽しめます!(ちなみに、「ローズヒップ」はドックローズという赤い実らしいです。)お茶にした後の柔らかくなった実も、甘酸っぱくておいしいそうですよ。
にっきー
その他にも、下記の効果がお茶屋さんのサイトに書いてありました。
緩下・利尿・強壮・収れん・免疫力賦活・妊産婦の栄養補給・病中病後の体力低下・女性疾患・便秘・風邪・美肌効果シロップにして乳児の風邪薬、栄養補強剤として服用
引用:武谷清風堂
アドさん
ココア
ココアにもポリフェノールが含まれるので摂り過ぎには気をつけていただきたいですが、ココア1杯当たりのカフェイン量は、ピュアココアで10mg、ミルクココアで微量、ということでした。
にっきー
コーヒーが60mgであることに比べると、1/6なので、しっかりビターでもカフェイン量が少ないのが分かりますね。
ただ、自宅で作るココアの場合は、砂糖を入れすぎないように気をつけてください。糖分が多く含まれる飲みものの摂りすぎも、妊婦さんにはよくないですよね。
アドさん
ほうじ茶
お茶の葉は、加熱(火入れ=焙煎・ほうじ)をすることでカフェインが少なくなると言われています。そのため、茶葉が加熱されているほうじ茶は緑茶に比べるとカフェイン含有量が少ないです。
玉露はカフェインが160mgですが、ほうじ茶は20mgです。
にっきー
なお、ほうじ茶はもともとコーヒー・紅茶と比較するとカフェイン含有率が低い「番茶」や「白折(茎茶)」を使って作っています。原料も低カフェインで、焙煎の熱でもカフェインが減少するということです。
まとめ
今回は、妊娠中によく聞くカフェインの他にもある、意外なNG飲み物を紹介していきました。
- カフェインNGは有名だけど隠れカフェインもある
- ノンカフェインのハーブティーは効能に気づきにくい
- ハーブティーの中には子宮収縮作用などもある
- 心配ならハーブティー専門店で「妊娠中」と伝えて相談する!
- 少量のカフェインならOKと言われることもある
いろいろと食べ物・飲み物が制限されることが多くて大変かと思いますが、安心できるものを見つけて少しでもカフェを楽しめることにつながっていれば幸いです!
にっきー
プロにアドバイスをしてもらうのが一番安心&調べる時間も不要で効率がいいです。
プロの知恵を使わせてもらいながら、飲み物を楽しみましょう!