にっきー
コロナの影響で働き方が見直され、テレワークを実施する会社や在宅ワークに切り替える人が増えてきています。
アドさん
自宅でできる仕事が増えることは、空いた時間を有効活用して働きたい人にも嬉しいことですよね。
最近では、クラウドソーシングを利用して自宅で仕事をする人が増えてきています。
アドさん
にっきー
クラウドソーシングを利用すると、こんな働き方ができます。
- 育児や介護、病気などの事情により外で働きづらくなった人でも自分の生活に合わせて働くことができます。
- 空いた時間を有効活用して副業を始めることができます。
今回は、クラウドソーシングがどのようなものかわからないという人や、クラウドソーシングを利用したいけど始め方がわからないという人に向けて、クラウドソーシングの種類やサイトごとの違いをご紹介します。
- クラウドソーシングは、クライアントがインターネット上で募集をかけ、不特定多数のユーザーに業務を発注する業務形態である。
- クラウドソーシングには総合型と特化型があり、初心者には総合型がおすすめ。
- 「タスク形式」「プロジェクト形式」「コンペ形式」によって仕事の進め方が異なる。初心者は簡単な仕事が多い「タスク形式」の案件が豊富にあるサイトを選ぶと良い。
- システム手数料やサポート体制が各サイトによって異なるため、自分に合ったものを選ぶようにする。
クラウドソーシングとは?
最近よく聞くようになったクラウドソーシング。興味はあってもどのようなものかわからず、始めることをためらっている人もいるかもしれません。
まずは、クラウドソーシングがどのようなものなのかをご紹介します。
クラウドソーシングの概要
クラウドソーシングとは、企業や事業主といったクライアントがインターネット上で募集をかけ、在宅ワークを行っている主婦やフリーランスといった不特定多数のユーザーに仕事を発注する業務形態です。
空いた時間を有効活用し副業として利用する人もいれば、主要な収入源として利用する人もいて、ユーザー次第で働き方は異なります。
アドさん
にっきー
クラウドソーシングを始める際は、クラウドソーシングサイトに無料登録し、プロフィール等の必要項目を入力します。
その後は、以下のような流れで報酬を得ることができます。
- 仕事を探し、応募する
↓ - 仕事を受注する
↓ - 仕事を納品する
↓ - 報酬を得る
アドさん
にっきー
クラウドソーシングは、「タスク形式」「プロジェクト形式」「コンペ形式」という仕事の形式に分かれていることが多く、形式により仕事内容や進め方が異なります。
タスク形式
タスク形式は、クライアントの依頼内容に対して、クラウドソーシングのサイト上で仕事を完了させる形式です。
交渉や契約がないため、不特定多数のワーカーが気軽に仕事をすることができます。
- 「アプリに関するアンケート」や「○○の感想」などのスキル不要で簡単な内容が多いです。
- サイト上でアンケートに答えて、クライアントが承認することで報酬をもらうことができます。
- あらかじめ「何件やってもらいたい」と件数が決まっているため、早い者勝ちで仕事を行います。クライアントが設定した上限人数に達するとその仕事は終了です。
- 応募をしてクライアントからの返事を待ったり、スプレッドシートでデータの共有をしたりというやり取りが不要のため、初心者にはおすすめの作業形式です。
アドさん
にっきー
1つの作業に対してかかる時間は数分~数十分のため、空いた時間を有効活用したい人に向いています。
しかし、単価は数十円〜100円程度のものが多く、それほどの報酬は得られないという点もあります。
プロジェクト形式
プロジェクト形式は、ワーカーが仕事に応募し、クライアントに採用され契約をしてから仕事をする形式です。
タスク形式とは違い、応募して採用されないと仕事を始めることはできません。
- 記事作成やシステム開発、データ入力などの案件が多い傾向にあります。
- 応募の際には、自己紹介・経歴や実績・自己アピール等を提出し、それをもとにクライアントは採用者の選定を行います。応募条件を設けている場合もあるため、誰でも気軽に応募できるわけではありません。
- 選定後採用された場合は、チャットワーク等の手段を用いてクライアントとのやりとりが必要な場合が多いです。
- 長期的な仕事を任されることが多く、継続的に仕事の依頼を受けることもあります。
作業も数週間単位で行うものが多く、ある程度時間に余裕がある人に向いています。
アドさん
にっきー
コンペ形式
コンペ形式は、クライアントの募集内容に対して、不特定多数のワーカーが直接提案を行う形式です。
- ロゴマーク作成やキャッチコピーなどの案件が多いです。
- 定員制ではなく、募集期限が設定されています。提案数に上限のない場合は、複数の作品を提案することもできます。
- 提案した制作物が採用されることで報酬を得ることができます。
- 他の形式に比べて、案件単価が高い傾向にあります。
アドさん
にっきー
実働してコピーやデザインを作成しないと応募すらできないことや、実働しても採用されない限り報酬はもらえないことは、十分に考慮したほうがいいでしょう。
仕事を探す際は各形式の特徴を踏まえ、自分の得意な分野を選んだり、どれくらいの時間を仕事に充てられるかを考慮するようにしましょう。
- クラウドソーシングは、クライアントが不特定多数のワーカーに業務を発注するネット上の業務形態である。
- 「タスク形式」「プロジェクト形式」「コンペ形式」によって仕事内容や進め方が異なる。
サイトの種類と特徴
クラウドソーシングを利用して仕事を始めようと思っても、どのサイトを選んだらいいのか迷ってしまう人もいると思います。
各サイトごとの特徴を知って、自分にあったものを選びましょう。
総合型クラウドソーシング
クラウドソーシングは、大きく分けると2種類あります。
そのひとつが、総合型クラウドソーシングです。
幅広い分野の仕事があり、クラウドワークスやランサーズなどが代表格として挙げられます。
仕事の内容は、アンケート記入などスキル不要でできる簡単なものから、オンラインマネージャーやデザイン、翻訳、Webサイト作成など専門スキルを活かせるものがあり、多ジャンルで仕事の量も様々です。
クラウドソーシングがどのようなものなのか知りたい人や、幅広い仕事を探している人には総合型サービスをおすすめします。
総合型サービスでも、サービスの使いやすさや、希望する分野の案件の多さ・更新頻度などはサイトごとに異なります。
自分に合ったサイトを見つけるために、数種類の総合型サービスに登録して試してみてもいいと思います。
主な総合型クラウドソーシングサイト
- ランサーズ
- クラウドワークス
- クラウディア
- ココナラ
- クラウド
- ビズシーク
特化型クラウドソーシング
もうひとつの種類は、ジャンル特化型クラウドサービスです。
ライティング・IT開発・翻訳など、特定の分野に特化していて、GengoやCrevonなどがサービスの代表として挙げられます。
ジャンル特化型サービスは、やりたい仕事が決まっている人や、スキルを活かしたい人に向いています。
希望に合う案件が見つけやすく、質の高い案件が多い点が魅力です。
主な特化型クラウドソーシングサイト
- ザグーワークス(ライティング)
- Shinobiライティング(ライティング)
- Gengo(翻訳)
- Crevo(動画・映像制作)
アドさん
にっきー
- クラウドソーシングには総合型と特化型がある。
- 総合型は幅広い内容の案件が豊富にあり、初心者におすすめ。
- 特化型は特定の分野の案件に限られていて、質の高い案件がある。
サイトを選ぶ際のポイント
ここまで、クラウドソーシングの仕組みや特徴をご紹介しました。
実際に、クラウドソーシングを利用して仕事を始める際には、どんなことを踏まえてサイトを選んだらいいのでしょうか?
どのような目的でクラウドソーシングを始めるか
クラウドソーシングを利用してどんな仕事がしたいのかを考えておくと、サイトを選ぶ際の基準になります。
「クラウドソーシングがどのようなものなのかを理解したい」「どんな分野の仕事をするか決めていない」という人は、幅広い分野の仕事がある総合型クラウドソーシングから始めてみることをおすすめします。
また、クラウドソーシングをどのように利用したいかも、サイトを選ぶポイントになります。
少しの空いた時間を有効活用して副業をしたいという人には、簡単な仕事が多い「タスク形式」の案件が豊富にあるサイトを選ぶといいと思います。
ジャンル特化型のクラウドソーシングサイトは、クラウドソーシングに慣れた人や、仕事に充てられる時間が多い人に向いていると考えていいかもしれません。
タスク形式の案件が豊富な総合型サイト
- クラウドワークス
- ランサーズ
- クラウディア
システム手数料やサポート
ほとんどのクラウドソーシングサイトで手数料が発生し、その額はサイトによって異なります。
報酬額に応じて変動するサイトもあれば、一律に設定しているサイトもあります。
各サイトを比較して選ぶようにしましょう。
手数料の一例
- クラウドワークス・ランサーズ…契約金額の5%から20%の範囲で変動。
- ビズシーク…契約金額が10万円以下は10%、10万円を超えると5%の手数料が発生。
- クラウディア…契約金額の3%から15%の範囲で変動。時間制の場合は一律10%の手数料が発生。
また、サポート体制も各サイトによってさまざまです。
スキルアップ講座が開設されていたり、確定申告のサポートを実施しているサイトもあります。
アドさん
にっきー
各サイトの特徴を踏まえて、自分に合ったサイトを選ぶようにしましょう。
- 初心者は総合型クラウドソーシングを利用し、簡単な作業が多い「タスク形式」の案件が豊富にあるサイトを選ぶといい。
- 手数料やサポート体制はサイトによって異なるので、比較して選ぶ。
まとめ
今回は、クラウドソーシングがどのようなものかわからないという人や、クラウドソーシングの始め方がわからないという人に向けて、クラウドソーシングの種類やサイトごとの違いをご紹介しました。
- クラウドソーシングは、クライアントがインターネット上で募集をかけ、不特定多数のユーザーに業務を発注する業務形態である。
- クラウドソーシングには総合型と特化型があり、初心者には総合型がおすすめ。
- 「タスク形式」「プロジェクト形式」「コンペ形式」によって仕事の進め方が異なる。初心者は簡単な仕事が多い「タスク形式」が豊富にあるサイトを選ぶといい。
- システム手数料やサポート体制が各サイトによって異なるため、自分に合ったものを選ぶようにする。
クラウドソーシングを利用すると、自分の時間に合わせて仕事をすることができます。
少しの時間を有効活用して副業を始めたい人や、事情があって外で働けない人などさまざまな人が働くことができます。
アドさん
にっきー