にっきー
皆さん、充分な睡眠時間が取れていますか?
睡眠時間が足りないと感じている人のほうが多いのではないでしょうか。
アドさん
最近は働き方が見直されてきたこともあり、プライベートに使える時間が増えた人もいると思いますが、仕事中心の生活リズムになってしまうことは避けられないものです。
できれば、充分な睡眠時間を確保しながら働きたいという人がほとんどだと思います。
睡眠時間が確保できる仕事と聞いて、どんな職業を思い浮かべるでしょうか?
毎日定時で仕事をする職業もあれば、夜勤がある不規則な時間で仕事をする職業もあります。
職業ごとの睡眠時間はどれくらい差があるのか、詳しく知っている人は少ないかもしれません。
アドさん
にっきー
残念ながら、この仕事なら確実に睡眠時間を確保できると断言することはできません。
今回は、職業ごとの睡眠事情を知り、質の良い睡眠を取りやすくする方法をご紹介していきます。
- 睡眠時間は、体質・年齢・性別などの個人要因が大きく関係しているため、理想的な睡眠時間は一概に断言できない。
- どのような職業でも、平均的な睡眠時間は6時間である人が多い。
- 睡眠不足の解消には、睡眠時間を確保するだけでなく睡眠の質を上げる必要がある。
- 不規則な勤務時間の職業より定時の職業のほうが、体内リズムが安定しやすく質の良い睡眠を取りやすくなる。
- ストレスの少ない職場環境で働くことで、自律神経のバランスが崩れにくくなり質の良い睡眠につながる。
理想的な睡眠時間と実際の睡眠時間
睡眠は心身の状態に影響を及ぼすほど大切なものです。
働く人々の睡眠事情を知って、ご自身の睡眠を見直してみましょう。
理想的な睡眠時間は個人差がある
毎日の睡眠時間が充分だと感じている人はどれくらいいるでしょうか?
アドさん
にっきー
“理想的な睡眠時間は〇〇時間です”と言われることがありますが、この断言は難しいそうです。
なぜなら、理想的な睡眠時間は体質・年齢・性別など個人的な要因に影響されるため、一概に断言することはできないからです。
専門家からは「睡眠時間は人それぞれ。日中の眠気で困らなければ十分」という意見もあります。
様々な職業の睡眠事情
職業別に平均的な睡眠時間を調査したものがあります。睡眠時間、会社員の「最も多い」平均時間は? 職業別も調査 | マイナビニュース (mynavi.jp)
対象とされた職業は様々で、会社員、派遣・契約社員、自営業・フリーランス、公務員、経営者・役員、医療関係者でした。
その調査によると、どの職業でも平均睡眠時間は6時間と回答した人が最も多い結果が出ています。
アドさん
にっきー
他の職業に比べて、時間の融通が利きやすいイメージがあるフリーランスの人でも、平均睡眠時間は他の職業と同じく6時間でした。
この調査結果を見ると、睡眠時間の差は職業の違いだけでは判断できないと考えることができます。
どの職業でも同じくらいの睡眠時間は取れているという結果が出ましたが、睡眠不足だと感じている人が多いのはどうしてでしょうか?
質の良い睡眠とは?
どの職業でも同じくらいの睡眠時間ということだったので、「睡眠不足だな」と感じる原因には、睡眠時間だけでなく睡眠の質が関係している可能性があります。
質の良い睡眠は、「寝つきが良い」「ぐっすり眠ることができる」「寝起きがすっきりしている」ということが挙げられています。
ご自身の睡眠と比較してみて、当てはまっていますか?
アドさん
にっきー
睡眠の質によって心身の疲労回復への影響が変わってきます。
質の良い睡眠が取れると、肉体疲労の回復だけでなく、脳の疲労回復も期待でき、集中力・記憶力・思考力が維持・調整され、ストレス解消につながるとされています。
睡眠時間だけでなく、睡眠の質を上げるようにしましょう。
- 睡眠時間は、体質・年齢・性別などの個人要因が大きく関係しているため、理想的な睡眠時間は一概に断言できない。
- どのような職業でも、平均的な睡眠時間は6時間である人が多い。
- 睡眠不足の解消には、睡眠時間を確保するだけでなく睡眠の質を上げる必要がある。
質の良い睡眠を取るために必要なこと
睡眠の悩みには、睡眠の質が関わっていそうだなというのは分かってきましたよね。
では、睡眠不足を感じない”良質な睡眠”をとるためには、どんなことを心がけるべきなのでしょうか。
ここでは大きく2つのことをご紹介します。
- 体内リズムを整えること
- ストレスが原因になっていないか確認すること
体内リズムを整える
体内リズムを整えることは、良い睡眠を取るために必要とされています。
体内リズムには以下のような特徴があります。
- 人間の体内に備わっている機能で、1日周期でリズムを刻む。
- 毎朝光を浴びることでリセットされ、一定のリズムを刻む。
- 意識しなくても、日中は体と心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わることで夜になると自然な眠りに導びかれる。
この体内リズムは、夜更かしや朝寝坊をするだけですぐに乱れてしまいます。
体内リズムが乱れてしまうことで、寝たいときに眠れなくなったり、睡眠時間が充分なはずなのに目覚めが悪くなってしまったりという現象が起きやすくなります。
体内リズムに着目すると、夜勤がある不規則な仕事は体内リズムを乱してしまうため、質の良い睡眠を得ることは難しいことがわかります。
アドさん
にっきー
ストレスと睡眠の関係性
職場でのハラスメントや長時間労働などのストレスも睡眠に影響します。
ストレスなどが原因で自律神経のバランスを崩してしまうと睡眠の質を下げると言われています。
自律神経には以下のような特徴があります。
- 交感神経と副交感神経の2種類がある。
- 交感神経は心と体を緊張させ活動モードに導き、副交感神経は心と体を鎮め休息モードに導く。
- 日中は交感神経が優位、夕方から夜は副交感神経が優位という働き方をして、夜になると自然と休息モードに切り替わる。それによって自律神経はバランスを取っている。
しかし、ストレスが多い生活をしていると、交感神経が優位のままで、夜になっても副交感神経に切り替える事がうまくできなくなってしまいます。
その結果、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
夜になっても眠れないという現象は、ストレスによる自律神経の乱れが原因かもしれません。
アドさん
にっきー
- 不規則な勤務時間の職業より定時の職業のほうが、体内リズムが安定しやすく質の良い睡眠を取りやすくなる。
- ストレスの少ない職場環境で働くことで、自律神経のバランスが崩れにくくなり質の良い睡眠につながる。
まとめ
今回は、職業ごとの睡眠事情を知り、質の良い睡眠を取りやすくする方法ついてご紹介しました。
- 睡眠時間は、体質・年齢・性別などの個人要因が大きく関係しているため、理想的な睡眠時間は一概に断言できない。
- どのような職業でも、平均的な睡眠時間は6時間である人が多い。
- 睡眠不足の解消には、睡眠時間を確保するだけでなく睡眠の質を上げる必要がある。
- 不規則な勤務時間の職業より定時の職業のほうが、体内リズムが安定しやすく質の良い睡眠を取りやすくなる。
- ストレスの少ない職場環境で働くことで、自律神経のバランスが崩れにくくなり質の良い睡眠につながる。
残念ながら、この仕事なら確実に睡眠時間が確保できるという職業はありません。
しかし、良い睡眠を取るために工夫することはできます。
アドさん
にっきー