にっきー
先日、とても素敵な温泉宿に行きました。
にっきーは焚き火が大好きなので、将来は暖炉(だんろ)があるお家に住みたいと思っています。それくらい、暖炉が好きです。暖炉のことはさほど意識したことないという人でも、もし宿泊する居室に暖炉があったら、高級さや上質さを感じるのではないでしょうか。
そして宿泊する日がもし、豪雪だったり寒かったりしたら、暖炉があるだけで居心地の良さが格段に上がるのではないでしょうか。
この「居心地の良さ」という感覚は、実はウェブサイト運営でとても大切です。
今回は、Google AdSense(グーグルアドセンス)の審査を通過したいと思って頑張っている人のために、「居心地のいいウェブサイト」を解説します。
にっきー
Google AdSenseの審査基準は?
インターネット上…最近ではTwitterなどのSNS上にすら、「AdSense(アドセンス)に通過するための方法」と謳(うた)われた情報がたくさんあります。
それぞれの人が語るアドバイスも、多少の共通点はあれども千差万別。
ただ、こうして千差万別になってしまうのは仕方がないのです。
なぜなら、審査基準が明確化されていないからです。
審査基準は数ヶ月単位など、定期的に変化するように思われがちですが、「絶対にこれ」という条件は定まっておらず、一気に大きく変わるというよりは、緩やかに日々変わり続けているのです。
変わらない審査基準=NGルール
ちなみに、一発でNGとなる条件は、揺るぎなく常に定められています。念のため挙げておきます。
- アダルト コンテンツ
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
- アルコールに関連するコンテンツ
- タバコに関連するコンテンツ
- ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
- ヘルスケアに関連するコンテンツ
- ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
- 報酬プログラムを提供するページ
- 不適切な表示に関連するコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 武器および兵器に関連するコンテンツ
- 不正行為を助長するコンテンツ
- 違法なコンテンツ
このようにNG条件は明確ですが、「いいね」と思ってもらえる条件は不明瞭です。
ブログを始めたばかりで「これから収益化を目指す」という人からすると、どうやったら審査を通過できるのかが分からないのは、難しさを感じるポイントなのではと思います。
「どうやったら審査通過できるのか」。この雲を掴むような問いに対する答えは、成功した事例ではなく、原理原則を知ることです。
審査基準こそ定められていませんが、審査方法は「グーグルアドセンスの審査担当さんがウェブサイトを見に来る」やり方だ、というのは多くの人の共通する見解です。
「審査担当さんがウェブサイトを見にくる」←ここがポイントです。
GoogleAdSenseの審査担当者さんがブログに来たときに、
「このサイトならユーザーの役に立ちそうだな」と思ってもらえるだろうか?
この考え方に基づいて、ウェブサイトを整えていくことが大切です。
審査を通過するかどうかを、私は、 審査担当さんが「心地良いウェブサイトだな」と思ってくれるかどうかだと捉えています。いわば、訪問者ファースト。訪問者さんが過ごしやすいウェブサイトなのかがポイントです。
過ごしやすいウェブサイトって?
とはいえ、訪問者さんが心地良いということだけでは、漠然としているように感じるかもしれません。
そこで、ちょっとしたたとえ話をします。ウェブサイトは、人が集まる家と似ています。
自分の家に大切な友だちが来るとしたら、家の場所をわかりやすく伝えたり、家の中を片付けたり、食事を用意したり、座る場所をイメージしたり…もしかしたらお香やアロマで、空気すら心地よくしようと工夫するかもしれませんね。
では自分のウェブサイトに大切な人が訪れるとしたら?新しくビジネスパートナーになりそうな人が訪問するとしたら?
さて、あなたならどんな工夫をしますか?
答えは人それぞれだと思います。例えばにっきーのブログなら、大切な言葉が分かるようにしたいと考え、文字に色を付けたり大きさを変えたりしています。これも訪れた人が快適に過ごせる工夫の一つです。
よくある「アドセンス合格の法則」で言われることに、こんな項目があります。
- 記事数の多さ
- 文章の長さ
- 更新頻度の高さ
- メニューの充実
それぞれ決して間違ってはいないのですが、「この条件に合わせておけばok」と思考停止してしまっては、せっかく努力しても効果を最大限に発揮できません。
先ほど紹介した「訪問者にとっての居心地のよさ」という観点で見ていきましょう。
記事が長ければいいんじゃないの?
記事は何かについて説明していたり、何かを紹介していたり様々ですが、訪問してくれる人のクエスチョンに答える内容であるということは、共通しています。
ここで「記事の長さ」が本当に大切なのかを考えてみましょう。「記事の長さ」は、店員さんの説明をイメージするとわかりやすいです。
あなたが服屋さんに行ったとします。新しいアウターがほしいと伝えたのに、今季オススメのパンツの話を延々とされたら「なんだ?この店・・・」って思いませんか?
長い記事がユーザーの目的に合っていなかったら、それはクエスチョンに答えてくれる記事ではなく、ただダラダラと長いだけの文字列なのです。
つまり、タイトル(検索者の目的)と内容(検索に対する答え)が揃って初めて、長い文章に価値が生じるのです。
ただ文字数を稼ぐのではなく、丁寧に訪問者への疑問に答えることを意識して書くほうが、より「快適」という効果に繋がります!
記事はまとまった数あればいい?
記事数についてはよくいろんな意見がありますよね。3記事で審査を通過したという人もいれば、15記事でもダメだったという人もいます。
記事数について考えるとき、私は、お店の品揃えをイメージしています。
ものすごい種類の品数があったり、他店にはないマニアックな商品があったりしても、欲しいものと合致していなかったら、お客さんは買いません。カジュアルな作業着を探す人がスーツ屋さんでいくら服を見ても、購入にはつながらないですよね。
つまり、訪れた人が読みたい内容の品揃え(複数の記事)が用意されているか、が大切です。
審査時はいろんなジャンルをつまみ食いするのではなく、一つのジャンルで書いていったほうがいいと言われるのはこういうことなのです。
小規模のショッピングモールをひとりでやってどれも中途半端になるくらいなら、同じ小規模でもしっかりとした専門店を作ったほうが、集客が見込めます。企業が運営している多ジャンルのショッピングモール型のブログは、大規模だからこそ成立するのです。
たとえ3種類だけしか服を売っていなくても、その全てがものすごく素敵で誰もがほしがる物だったら、それだけでお店はやっていけます。
ブログの記事は、あなたのお店の商品なのです。
更新は毎日してなきゃダメ?
これについても、お店だと思って考えてみましょう。もし、驚くほどの品数があったとしても、それが全て古いものだったらどうでしょう。
たくさん商品があります!
(でも全て1年前に仕入れたものです。)
これでは、せっかくたくさん商品があっても「ちょっと違うなぁ」と思いませんか?少しでいいから、新しいものも見てみたいですよね。
ブログもお店と同じで、毎日とはいかなくとも、更新を続けることは必要です。Google Adsenseに申請をした後も、審査通過を待ちながら記事を書き続ける人がいるのはこのためです。審査をする人がブログを訪れた際に「お、今日更新された記事があるな」と思うと、更新の頻度の高さを感じてくれることでしょう。
プライバシーポリシーとかが書いてあればいい?
Google Adsense審査通過のためには、メニューの項目に
- プライバシーポリシー
- 免責事項
- プロフィールページ
- お問い合わせページ
があるほうがいい、とインターネット上でよく書かれています。もちろんこれは、あったほうがいいです。
このカードの期限は○○○で、○○○は禁止しています。
記入していただいた個人情報は○○○に使います。
お店で何かを記入するときは、ポイントカードですら、このような表記がされていますね。ユーザーとしてブログを訪れる時は、多くの場合、一方的に何かを閲覧することのほうが多いです。ただ、webサイトを訪れることによって自動的に訪問者の情報を分析するwebサイトも、0ではありません。
そのため、ユーザーの気持ちを考えると、「このウェブサイトはプライバシーに関わることはこのようなスタンスです」という表記があるかどうかは、安心に繋がるのです。
でもどう書けばいいか分からない・・・という人は、WordPressの「設定」→「プライバシー」に例文があるので、それを少し変えることで簡単に設定できます。
にっきー
まとめ
今回は、Google Adsenseの審査通過方法としてよく見られる説を詳しく見なおしました。
細かい審査基準は常に流動していると考えると、大原則を意識しておくことが一番です。
それが「自分のウェブサイトに大切な人が訪れるとしたら?新しくビジネスパートナーになりそうな人が訪問するとしたら?・・・あなたならどんな工夫をしますか?」ということです。
- 記事の数
- 更新頻度
- 記事の長さ
- 内容
など、いろいろな角度から「訪問者の目的が達成されるか」「訪問者は過ごしやすいか」を考えて、審査に挑みましょう。
にっきー
ノウハウを手にして満足するのではなく、ぜひご自身のブログで試してみてくださいね。
審査に通過しなくて悩んでいる人は、にっきーにLINEで話しかけるか、メルマガを読むところから始めてみてください。悩んで手が止まるよりは、試行錯誤して「何がダメなのか」をGoogleさんのメールで判断しましょう!